とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

瓜田李下(かでんりか)〜2

とーとです。

 

疑われるようなことはつつしむ。

これが、「瓜田に履を納れず。李下に冠を正さず」という故事成語の意味だよね。

 

しかし、いかにもきゅうくつだ。

「疑われても、正しければいい。信念があれば、必ず疑いは晴れる」

などと思っていても、史上、いくつもの冤罪事件がおきているのだからすこしむなしいなあ。

 

でも、用心深く生きすぎて、やりたいことの半分もできない人生というのもつまらないよね。

慎重な君だから、そっちにあてはまるかもしれないね。

 

人になんと思われようが、自分の生き方を貫く。

実に頼もしい言葉だが、人は、人との関わり合いの中で生きている。

そこを考えないと、逆に生きにくくなるような気がする。

 

とーとは、実は、すべてがめんどくさい。

だから、逆に、あらぬ疑いはかけられると面倒なので、疑いはかけられないように行動しようとつとめている。ややこしい人種だ。

分かる人には、分かる心理ではないかなあ。

 

楽に生きて行くにも、それなりの気配りが必要だ。人間とはなんと、めんどくさい生き物なんだろう。

 

自由に生きて欲しい。君にそう願うが、ただ、心のままに生きて行き、それが許されるようになるのは、聖人と言われる孔子(こうし)様でも70年近くかかったと聞いている。

 

疑われないようにというばかりではないが、背中をのばして生きて行きたいね。

他人との関わり合いのない世界に、人は生きていけない。

そこにも喜びはあるはずだ。

 

今日はここまで。