国士無双(こくしむそう)〜2
とーとです。
この下書きを書いているのは、気温の昼と夜の差が激しい時期です。
こういう時はとにかくきつい。
何もしたくないけど、何かしないと不安。
投稿できる頃にはよくなっているといいなあ。
肩こりもひどいです。
「韓信(かんしん)」の話をすると言って、前回、大まかな中国王朝の流れの話をしたね。
もう少しつきあってね。
「秦の始皇帝(しんのしこうてい)」の時代。
「秦(しん)」という国名が、現在の中国の英語名「China」のもとになったらしい。
この国は、厳しい法律制度によって力をつけ、中国の他の国を滅ぼし統一した。
とにかく、法律が絶対で、権力は王様(皇帝)に集中する仕組みだった。事情をくみとって、寛大な処置をするようなことは許されなかった。
自分の村にに犯罪者が出ると、村全体が罰せられたりしたらしい。(もう少し複雑だけど)
そんな国の政治に、征服されたすべての人々が、抑え続けられているはずもない。
民衆というのは洪水に例えられる。
厳しく弾圧すれば、堤が崩れたときの反乱の勢いは凄まじいものになる。
前にも話したけれど、あまり追い詰めるとこわいのだ。
始皇帝が亡くなり、次の皇帝が即位すると、大きな反乱が起こる。
余談だけど、この皇帝が飾り物になってしまったことから「馬鹿(ばか:ふりがないらないか?)」という言葉が生まれている。
この話もしたいけど、長くなるから、またの機会にストックしておく。
都に工事に連れて行かれる途中、川が氾濫して、期日までに都に着くことができなくなった人たちが、「どうせ罰を受けて処刑されるなら、いっそのこと、反乱を起こしてやれ」と立ち上がった。というか、やけくそになった。これが、秦の政治に不満を持っていた人たちも味方につけ、大きな勢力になって行く。
きびしく、息苦しい政治が、大きな反乱の下地を作っていたんだね。
旗揚げをした2人の人の名をとって「陳勝呉広の乱(ちんしょうごこうのらん)」と呼ばれる。
この「陳勝(ちんしょう)」という人の言葉から
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)」という言葉が生まれた。これもストックしようっと。
この反乱はひとつの国を作るほど大きくなるが、最後には、秦の反撃にあって、滅んでしまう。
この後、色々あるが、最後には、「劉邦(りゅうほう)」という人が建てた「漢(かん)」という国と、「項羽(こうう)」という人の「楚(そ)」という国が争い、結局「漢(かん)」が中国を統一する。
長くなってしまったけど、韓信は、最初は「項羽(こうう)」の家来だったのだけど、才能を認めてもらえないので「劉邦(りゅうほう)」の家来になって、才能を見いだされ、出世して行く。
今回も、前置きになった。予告に反して、脱線する余裕がなかった。
言えることは、あまり、厳しくしすぎても長続きしないということを、秦という国の政治が示しているなあということ。
あまりきびしく、自分に向かいすぎるのもどうなんだろうか。
トップアスリートの人なんか、ドキュメンタリーでは、本当に自分を追い込んで、すごい成績をおさめているが、長続きするものなのかなあ。
正直、今の自分がしんどい、とーとには、自分をどうやって、楽にしてあげられるのか、時間に任せる以外に考えつかない。
君には、これから社会に出て、もし追いつめられた時に、早めに、自分を楽にする方法を見つけ出してほしい。
その前に、自分を追いつめないテクニックを身につけてほしい。
しなやかに生きてほしい。
また、君への願いが増えちゃったかな。
あまり脱線できなかった。
ごめんなさい。
今日はここまで。