跖狗吠堯(せきくはいぎょう)〜1
とーとです。
寂しくて、気の狂いそうな季節です。
前回、助六寿司(すけろくずし)の由来の話をしたけど、苗字も洒落が多かったりする。
「九」と書いて「いちじく」と読む苗字の人がいる。
一文字で九と読めるから「一字九」「いちじく」と読まれるようになったそうだ。
「空」と書いて「きのした」さん。
「空」は音読みで「くう」
「く」は五十音の「き」の次に来るから「きの下」で「きのした」さん。
他にも
「月見里」と書いて、山がなくて月がよく見えるから「やまなし」さん。
とか、
「小鳥遊」と書いて、小鳥を襲う「鷹」がいないから「たかなし」さん。
とか、いろいろと、ひねった苗字の人がいる。
「長谷川」という苗字は結構ポピュラーで、疑いもなくみんな「はせがわ」さんと呼んでいるけど、どうして「ながたにがわ」としか読めないのに「はせがわ」と読むのか不思議だよね。
これは、古い歴史があって、和歌の「枕詞(まくらことば)」に由来しているらしい。
説明は複雑になるから省略するけど、興味があったら、調べてみてね。
「キラキラネーム」もかなり流行した。
昔、自分の子供に「悪魔」と名付けようとして、役所で断られ、話題になったこともあった。
名前と、その読み方については、次回話すことにする。
さて、本題の、「跖狗吠堯(せきくはいぎょう)」について少し説明する。
「跖(せき)」というのは、「盗跖(とうせき)」という人の名前。
中国の、大泥棒の代名詞になる人だ。
「尭(ぎょう)」とういのも人の名前。
中国では、聖人として尊敬されている。
大泥棒の飼い犬が、聖人に吠えかかった。
そういう内容だ。
「盗跖の犬は尭に吠ゆ(とうせきのいぬはぎょうにほゆ)」とも言われる。
これが、「韓信(かんしん)」シリーズにどうかかわるのかは、次回にする。
毎度のことながら、熱を出して、1日半ほど、仕事を休んでしまい、やっとこ起き上がったところで、しなければならないことがいろいろあるが、手につかず、結局ブログの下書きを始めたが、力尽きてしまった。
本題の話が不十分なところで切ってしまって申し訳ないけど、再び寝る!
「韓信(かんしん)」シリーズはこの編で一応しめるつもり。
でも、まだまだ故事成語はたくさんある。
もう少しおつきあいのほどを。
おやすみなさい。
今日はここまで。