多多益辦(たたますますべんず)〜1
とーとです。
いろいろ書いているうちに、前に話したかどうかわからなくなってしまったこともあります。
がんばって続けているので、けっこうたくさんの投稿数になったように思います。
根が怠け者なので、(小心者でもありますが)今までの投稿をすべて見直して、チェックするなど、する気は全くありません。
インスタントラーメンの失敗の話をしただろうか?
やはり、秋も深まり、暦の上では冬になってしまった昨今、温かいものが美味しい季節になっってきたので、ラーメンのある世界に生まれてきてよかったと思っている。
先に、「テレビで食べ物の話ばかり取り上げている」と、文句を言った後、こんな話題を持ってきて気がひけるが、ラーメンは生活の一部になっているのだから許してほしい。
もう、何十年も前の、インスタントラーメン自作の試行錯誤について。
塩ラーメンに少し牛乳を入れてみたことがある。
けっこう、食べられた。
今は、「カルボナーラ風」とかいうラーメンもあるようだが、当時としてはけっこういい発想だったように思う。
しかし、病みつきになるような味でもなかった。
職場でその話をしたら、昔のことなので「気持ち悪〜い!!」との一言で片付けられた。
万事保守的だったとーとだが、その線では、時代の先を行っていたのだろう。
あんかけラーメンを作ろうと思った。
鍋に湯を沸かし、具材をスープで煮込み、水溶き片栗粉を投入。
それから麺を入れたが、乾麺が、一向に水分を吸わない。
いつまで煮込んでも、とろみが邪魔して、麺は、かたいまま。
長崎皿うどんもどき となってしまった。
正しくは、別に具材を炒め、水溶き片栗粉を入れたものを、出来上がったラーメンにかけるべきだったのだろうね。
インスタントラーメンも、生麺により近い食感を追求していて、それはそれで悪いことでもないけど、インスタントラーメンには生麺とは違った食感にあじわいがあって、どちらがいいと、比べることもできないのではないかと、先輩と語り合い、意気投合したことがある。
まったく、関係ない話をして、終わろうかと思ったが、それもずるいので、
「多々ますます弁ず」について、さらりと説明しておこう。
「劉邦(りゅうほう)」が天下をとってから、「韓信(かんしん)」と交わした会話である。
「劉邦(りゅうほう)」は聞いた。
「私はどれくらいの数の兵をひきいることのできる能力があるかな?」
「韓信(かんしん)」が答えた。
「10万人を超える数の兵を指揮するのは無理ですね」
「では、君(韓信)はどうなんだね」
「私は多ければ多いほどうまく指揮できますよ」(多々ますます弁ず)
「では、私より多くの兵の指揮をとることができる君が、どうして私にとらわれているんだい?」
「あなたは、たくさんの兵隊の指揮ができる将軍にはなれません。しかし、将軍を指揮する将軍になる能力があります。(将の将である)
これが、私が、あなたに、とらわれてしまっている理由です。
これは、天からあなたに授けた能力であり、人の力でどうにかなるというものではないのです」
こんな会話から、
「多ければ多いほどそれを上手に使いこなせますよ」
兵隊でも、部下でも、お金でも‥。
というのが、「多々ますます弁ず(たたますますべんず)」として使われるようになった。
話はラーメンに戻るが(くどいな)
君は、醬油味一辺倒から、少しづつ、ジャンルを広げ、鶏白湯、豚骨にまで手を広げようとし始めているようだ。
ラーメンも世界は広い。
いろいろチャレンジしてみる。喜ばしいことだ。
今日は、ここまで。