とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

多多益辦(たたますますべんず)〜1

とーとです。

 

いろいろ書いているうちに、前に話したかどうかわからなくなってしまったこともあります。

 

がんばって続けているので、けっこうたくさんの投稿数になったように思います。

根が怠け者なので、(小心者でもありますが)今までの投稿をすべて見直して、チェックするなど、する気は全くありません。

 

インスタントラーメンの失敗の話をしただろうか?

やはり、秋も深まり、暦の上では冬になってしまった昨今、温かいものが美味しい季節になっってきたので、ラーメンのある世界に生まれてきてよかったと思っている。

 

先に、「テレビで食べ物の話ばかり取り上げている」と、文句を言った後、こんな話題を持ってきて気がひけるが、ラーメンは生活の一部になっているのだから許してほしい。

 

もう、何十年も前の、インスタントラーメン自作の試行錯誤について。

 

塩ラーメンに少し牛乳を入れてみたことがある。

けっこう、食べられた。

今は、「カルボナーラ風」とかいうラーメンもあるようだが、当時としてはけっこういい発想だったように思う。

しかし、病みつきになるような味でもなかった。

職場でその話をしたら、昔のことなので「気持ち悪〜い!!」との一言で片付けられた。

万事保守的だったとーとだが、その線では、時代の先を行っていたのだろう。

 

あんかけラーメンを作ろうと思った。

鍋に湯を沸かし、具材をスープで煮込み、水溶き片栗粉を投入。

それから麺を入れたが、乾麺が、一向に水分を吸わない。

いつまで煮込んでも、とろみが邪魔して、麺は、かたいまま。

長崎皿うどんもどき となってしまった。

正しくは、別に具材を炒め、水溶き片栗粉を入れたものを、出来上がったラーメンにかけるべきだったのだろうね。

 

インスタントラーメンも、生麺により近い食感を追求していて、それはそれで悪いことでもないけど、インスタントラーメンには生麺とは違った食感にあじわいがあって、どちらがいいと、比べることもできないのではないかと、先輩と語り合い、意気投合したことがある。

 

まったく、関係ない話をして、終わろうかと思ったが、それもずるいので、

「多々ますます弁ず」について、さらりと説明しておこう。

 

劉邦(りゅうほう)」が天下をとってから、「韓信(かんしん)」と交わした会話である。

 

劉邦(りゅうほう)」は聞いた。

「私はどれくらいの数の兵をひきいることのできる能力があるかな?」

 

韓信(かんしん)」が答えた。

「10万人を超える数の兵を指揮するのは無理ですね」

 

「では、君(韓信)はどうなんだね」

 

「私は多ければ多いほどうまく指揮できますよ」(多々ますます弁ず)

 

「では、私より多くの兵の指揮をとることができる君が、どうして私にとらわれているんだい?」

 

「あなたは、たくさんの兵隊の指揮ができる将軍にはなれません。しかし、将軍を指揮する将軍になる能力があります。(将の将である)

これが、私が、あなたに、とらわれてしまっている理由です。

これは、天からあなたに授けた能力であり、人の力でどうにかなるというものではないのです」

 

こんな会話から、

「多ければ多いほどそれを上手に使いこなせますよ」

兵隊でも、部下でも、お金でも‥。

というのが、「多々ますます弁ず(たたますますべんず)」として使われるようになった。

 

話はラーメンに戻るが(くどいな)

君は、醬油味一辺倒から、少しづつ、ジャンルを広げ、鶏白湯、豚骨にまで手を広げようとし始めているようだ。

ラーメンも世界は広い。

いろいろチャレンジしてみる。喜ばしいことだ。

 

今日は、ここまで。