背水之陣(はいすいのじん)〜1
とーとです。
多忙な上、少し体調を崩しました。
以前下書きしておいたものを投稿します。
ごく少数のお客様、申し訳ありません。
しばらく、不定期な投稿になると思います。
ーーーー 本編 ーーーーーーーーーーーーーーー
とーとです。
下書きをしているのですが、少し、熱があるような感じがします。
このブログへのアクセスが、なぜか30件の日がありました。
間違えて入り込んだ人がいたのかなあ。
その後、数件の日が続いているので、継続的に見てくれているようではないみたいです。
数行のメッセージで終われる日があれば、楽なのだけれど、けっこうがんばって書いてます。
内容がつまらなくても、それだけはほめてほしいなあ。
内容がすべてだって!そのとおりです。
さて、「韓信(かんしん)」の話が続く。
彼は、兵隊を指揮する権限を持って、相手を攻撃に行く。
こちらの兵隊の数が少なく、相手は、守りのかたいお城にこもっている。
さてどうしよう。
まず、相手を攻めるのに、狭い道を使う。
そして、川を後ろにして、攻撃の姿勢をとった。
昔から、川を後ろにして陣を組むのは、陣形を自由に組み替えることもできず、攻めこまれた時に川に落ちてしまい、圧倒的に不利なものと言われている。
川を「がけ」に置き換えてもいい。取っ組み合いの喧嘩など、今はないだろうが、後ろが「がけ」で、相手に立ち向かうのは、押されたら落ちちゃうからとても不利だよね。
常識を知らないやつだと、敵も味方も彼を笑った。
戦が始まる。
彼は、敵の城を攻めるが、相手は強い。
とうとう背中を向けて逃げ出した。
本気で逃げたから、相手は、やっつけるのは今だと、こちらに勝る数の兵を出して、追撃してきた。
逃げていた味方の兵隊は、川まで行って、逃げ道がないことに気づき、振り返って、必死に反撃した。
しかも、戦いの場所が、がけに囲まれた狭い道だったから、こういう場合、相手にとって、数が多いということは完全には有利にはたらかない。
少人数ずつがぶつかり合い、逃げ場のない必死の兵隊ににけっこう倒されてしまう。
そして、前の方の状態がわからないから、後ろから、次々とやってきて、指揮が乱れ、右往左往してしまう。
そのまま、戦いが続いていれば、それでも、数に勝る相手が有利だが、「韓信(かんしん)」は、別の作戦をたてていた。
手薄になった相手の城に、隠れていた味方の兵隊が入り込んで、敵の旗を引き抜き、味方の旗を立て、城を乗っ取ってしまった。
逃げたのは、相手の兵隊を城からおびき出す作戦だった。
城を取られた相手は、混乱して総崩れとなる。
一旦負けたと思い込んだ兵隊を立て直すのは、とても難しい。
逃げ惑う相手を、こちらから逆襲し、相手の指導者を倒してしまう。
数にまさり、堅固な城にいる敵を破るという大勝利を得た。
一見、常識とはかけはなれた方法を使って、勝ちを得た。
このへんが、「国士無双(こくしむそう)」と言われ、並び立つ人がいないほど優れた人とされるところだ。
お題の「背水の陣(はいすいのじん)」は、逃げ場のないところへ自分を追い込んで、必死の戦いを挑むことを指すようになる。
正直言って、楽に行きていこうと努めているとーとには、あまり、やりたくない作戦だ。
常に、逃げ道を用意しておくほうが安心なんだけど。
今日は、ストーリーだけにする。
退屈に付き合ってくれた人、ありがとうございます。
熱があるみたいなので、今日は、これまで。