敗軍之将、不可以言勇(はいぐんのしょうはもってゆうをいうべからず)〜2
とーとです。
不思議なことに、今日も生きています。
ラーメンが食べられます。
しかし、最近のテレビ番組は、食べることの特集が多いね。
美味しそうな食べ物を紹介するのは悪いことではないけれど、なんでもかんでもというのはどうなんだろう。
なぜこんなことを話し始めたかというと、身内に病人がいて、思うように食事が取れない状態だから。
病人は、テレビくらいしか楽しみがない人も多いと思う。
食事を制限されて入院している人にとって、グルメの情報は少しつらいのではないかなあと思う。
なかには、「がんばって体を治して、早くごちそうを食べられるようになるぞ!」などとファイトを燃やす人もいるかもしれないが‥。
それにしても、数が多すぎるような気がしてならない。
そして、少し軽はずみなものが多いような感じがする。
まあ、罪がなく、視聴率が稼げれば、製作者としてはそれでいいんだろうけど。
食べることは、重要な文化であることは間違いないんだけどね。
食とは命をいただいているいう原点も、少し考えた方がいいんじゃないなあ。
さて、「敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)」について少しコメント。
捕虜になった敵の参謀は、プライドもあり、敗れて囚われの身になったということで、恥というものをわきまえた態度で、
「敗れた私に、作戦のことについて語る資格はありません」
そう言ったのだけれど、この人の最初に進言していた作戦が、採用されていれば、韓信(かんしん)が勝利することはなかった。
そういう意味からも、この人は非凡だったのだね。
才能を見抜いて、勝ったのに、相手に頭を下げてでも、助言を得ようとする姿勢に、韓信(かんしん)のすごさが感じられるなあ。
それとは別に、
「失敗に学ぶ」
ということもある。
なぜ、うまくいかなかったかを、しっかり検証することは、次に進むための重要なステップだから。
だから、一度のしくじりでひるむことなく、もう一度考えて、次にうまくいくようにする。
第2次世界大戦は、初めから、日本がアメリカに勝つなどは、国力の違いから難しいと考えていた人も多かったらしいが、それとは別に、それぞれの戦闘の場面でも、なぜ、日本軍が敗戦を重ねたかの検証をした本も出ている。
「情報の不足」「戦力の逐次投入」とかね。
うまくいくまでやることが、成功の秘訣だという話は何度もしてるよね。
無理はしないようにしよう。
でも、できるだけ、うまくいくように工夫はしよう。
そのためには、うまくいかなかったことからも、多くのことが学べるはずだ。
あれ? これに似た意味の故事成語に
「他山の石」というのがあるなあ。
また、お題にするためにストックしよう。
さてさて、
今日はここまで。