とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

敗軍之将、不可以言勇(はいぐんのしょうはもってゆうをいうべからず)〜2

とーとです。

 

不思議なことに、今日も生きています。

ラーメンが食べられます。

 

しかし、最近のテレビ番組は、食べることの特集が多いね。

美味しそうな食べ物を紹介するのは悪いことではないけれど、なんでもかんでもというのはどうなんだろう。

 

なぜこんなことを話し始めたかというと、身内に病人がいて、思うように食事が取れない状態だから。

病人は、テレビくらいしか楽しみがない人も多いと思う。

食事を制限されて入院している人にとって、グルメの情報は少しつらいのではないかなあと思う。

なかには、「がんばって体を治して、早くごちそうを食べられるようになるぞ!」などとファイトを燃やす人もいるかもしれないが‥。

それにしても、数が多すぎるような気がしてならない。

そして、少し軽はずみなものが多いような感じがする。

まあ、罪がなく、視聴率が稼げれば、製作者としてはそれでいいんだろうけど。

 

食べることは、重要な文化であることは間違いないんだけどね。

食とは命をいただいているいう原点も、少し考えた方がいいんじゃないなあ。

 

 

さて、「敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)」について少しコメント。

 

捕虜になった敵の参謀は、プライドもあり、敗れて囚われの身になったということで、恥というものをわきまえた態度で、

「敗れた私に、作戦のことについて語る資格はありません」

そう言ったのだけれど、この人の最初に進言していた作戦が、採用されていれば、韓信(かんしん)が勝利することはなかった。

そういう意味からも、この人は非凡だったのだね。

才能を見抜いて、勝ったのに、相手に頭を下げてでも、助言を得ようとする姿勢に、韓信(かんしん)のすごさが感じられるなあ。

 

それとは別に、

「失敗に学ぶ」

ということもある。

 

なぜ、うまくいかなかったかを、しっかり検証することは、次に進むための重要なステップだから。

だから、一度のしくじりでひるむことなく、もう一度考えて、次にうまくいくようにする。

第2次世界大戦は、初めから、日本がアメリカに勝つなどは、国力の違いから難しいと考えていた人も多かったらしいが、それとは別に、それぞれの戦闘の場面でも、なぜ、日本軍が敗戦を重ねたかの検証をした本も出ている。

「情報の不足」「戦力の逐次投入」とかね。

 

うまくいくまでやることが、成功の秘訣だという話は何度もしてるよね。

 

無理はしないようにしよう。

でも、できるだけ、うまくいくように工夫はしよう。

そのためには、うまくいかなかったことからも、多くのことが学べるはずだ。

あれ?  これに似た意味の故事成語

「他山の石」というのがあるなあ。

また、お題にするためにストックしよう。

 

さてさて、

今日はここまで。