五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)〜2
とーとです。夏は暑いです。あたりまえだけど。
君の小学生時代に、夏休みの宿題で、1日に1つ俳句を作るのというのがあったね。
毎日は大変で、いよいよ困って、とーとが代わりに詠んだのが、
「暑いなあ ああ暑いなあ 暑いなあ」
だった。
ちゃんと、「暑い」という夏の季語?も入っていたね。
さて、五十歩百歩の話だけど、孟子(もうし)という人は理想が高すぎたように、とーとは思う。
前回言ったように、
宿題をぜんぜんやってこなかった人
算数の宿題はやってきたけど、国語の宿題はやってこなかった人
全部の宿題をやってこなかったことにかわりはない。
少し、きびしいんじゃないの。
まあ、それぐらい、真剣に、何事にも取り組まなくてはいけないというのも、わかるけどね。
誰かに何か言われた時に、「それほど、あなたと私はかわらないよ。そこまで言われる筋合いはないよ』と言い返す時に使うくらいがいいかもね。
孟子(もうし)という人は、その理想が高かったから、いろんな国に行っても、自分の理想の国を作る考えを採用してもらえなかった。すごく立派な人だったことは、間違いなくて、歴史に名を刻み、その教えは、今も多くの人が学んでいるのだからね。
高い理想を持つことが悪いとは言わない。
妥協しないのも立派だ。
だけど、とーとは、ほどほどを行きたい。
自分のこだわりで、自分をしばってしまうのはきゅうくつな人生を歩くことになりそうな気がするんだ。
とーとにだって、君にだって、ゆずれないこだわりはあるよね。それが当たり前。
でも、少なくとも、他人には、理想を押し付けないで、おだやかにいきたいなあ。
高田純次さんは、「昔、血液型はB型だったんだけど、高校の時にお金払ってO型に変えたんだ」などと、テキトーで有名だけれど、それで少しも人をあざむいたり、おとしめたりしていないからみんなに愛されているのだろうね。
ひとつの生き方の理想のように思ったりする。
テキトーにいきましょう。
今日はこれまで。