とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

騎虎之勢(きこのいきおい)〜3

とーとです。

 

暑さに頭をやられています。

 

この、「騎虎の勢」の1回目に、「やり直しは何度でもきく」と逆の故事成語が出てきたと話しましたね。

第2回でそれをすっかり忘れて、韓国の歴代大統領の話に飛んでしまいました。

 

まあ、そういうもんです。

おかげで、第3話まで、話をひっぱれました。

 

やり直しはきかない。そういう故事成語は、前にも話した「覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)」というのが有名。

出世した元夫に、復縁をせまる元妻に、お盆の水をこぼして、元に戻せるか尋ねた話だ。

 

「騎虎の勢」は少しニュアンスが違う。「始めたら、とことん行くしかないよ。後戻りできないよ」そういうことだな。

行き着くところまで行って、後は、虎に食べられるか、虎に褒められるかは、やってきたこと次第なんだろう。力を持ったら、慎重に使わなくてはというふうにとらえたい。深読みしすぎだとも思うけど。

 

たしかに、やっちまったことは、もう仕方ない。やり直しはきかない。

 

しかし、それで命を落とさない限り、やり直して行ける。道半ばであっても、その意思を継ぐ者が現れてくれる。そう信じたい。

 

失敗はないそうだ。

うまくいかなかったから、うまく行くまでやる。それだけだ。

 

たしかに、お盆からこぼれた水はもどせないが、別の水を満たすとかすれば良い。もっといいい女になって、元夫に惚れ直させればいい。

まあ、出世したからといって、よりを戻したいという程度の次元では、相当の努力が必要だとは思うけど。

 

くどいけど、生きている限り、何度でもトライして、自分の代で陽の目を見なくても、次の誰かが引き継いでくれる。そんなふうに信じて打ち込めることを君も見つけて欲しい。

とーともこの歳になって、まだ見つけられずに探している。

 

一生勉強。

今日はここまで。