此奇貨可居(きかおくべし)〜1
とーとです。
頭がぼんやりして、何をどこにおいたか、忘れて困ります。
疲れているのだ。
そう思い当たることもあり、連休でお休みだからゆっくり寝ていようと思うのですが、そんな日に限って、早く目覚めてしまったりします。
頭の疲れが抜けない。
困ったものです。
年齢による衰えが忍び寄ってくるのかなあと心配になりますが、とーとくらいの年齢でも、新たな資格にチャレンジして、しっかり合格している人が何人もいます。
どうも、余分なことを考えすぎて、頭を休められなくなる習慣が身についてしまったのかもしれません。
何もしないでいると、心配事ばかり浮かんできてしまいます。
これも持病のせいかもしれません。
ヨガもどきを続けていますが、その効果で、頭が冴えてくれればいいなあと期待しています。
まだ、効果は出ていません。
さて、今回は「奇貨居くべし(きかおくべし)」
「キングダム」という漫画が実写化されて、かなりの人気を得ているらしい。
とーとも観たいと思っているが、なかなか機会がなくて、だいぶ先のDVDレンタル化まで待つことになるかもしれない。うーむ観たいなあ。
その中に、「呂不韋(りょふい)」という人物が登場する。
今回は、この人の言葉からの故事成語を紹介する。
中国に「戦国時代(せんごくじだい)」とよばれる、いくつもの国が争い、戦に明け暮れる時代があった。それらの国々を統一したのが「秦(しん)」という国だ。
前に、「韓信(かんしん)」シリーズでも触れたけど、多分覚えていないだろうなあ。
「呂不韋(りょふい)」は、戦乱の中国を統一した「嬴政(えいせい):秦の始皇帝(しこうてい)」に関係のある人物だ。
たしか漫画の「キングダム」では、「嬴政(えいせい)」の政敵として描かれていたような気がする。
何度も紹介させていただいている「宮城谷昌光」先生も「奇貨居くべし」というそのものズバリの題名で小説を書かれている。
とーととしては、このブログでは、細かい国名や人名は、なるべく出さないようにしようと心がけている。
教科書ではないので、君に暗記を強制したくはないし、歴史に興味がない人にも、話を聞いてもらいたいからだ。
興味がわいたら、自分で調べてくれればいい。とーとが間違った記憶で語っているかもしれないよ。
そういうことで、国名や人物名は、この先なるべく省略する。それでも必要最小限の固有名詞は使わなくてはならないから、了解してね。
さて、「呂不韋(りょふい)」
この人は、国を渡り歩き商売で富をきずいた人だった。
あるとき、「秦(しん)」から人質に出されている公子(王様の孫)の存在を知る。
この時に「呂不韋(りょふい)」が発した言葉が
「これ奇貨なり 居くべし」
だった。
意味は
「珍しいものだ 手元に置いておこう」
とでもいう感じかな。
「奇貨(きか)」ということは、宝石かどうかわからない、今の時点ではどれだけの価値があるのか定かでないが、とにかく希少性のあるものには違いない、といったような意味があるような感じがする。
あくまでも、とーとの感じであるが…。
実際、「呂不韋(りょふい)」は、この公子を宝石に仕立て上げてゆくことになる。
話は長くなるので、続きはもったいぶって、次回に回してしまう。
とにかく「ぼけぼけ」なので、それをなんとかしなくてはならぬ。
そういうわけで、今日はここまで。