とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

唇亡歯寒(しんぼうししん)〜2

とーとです。

 

息子が、少し、体調不良をうったえました。

たいしたことはないと思うし、元気に出かけてもいるので、心配はないと思うのですが、持ち前の心配性が出てしまい、急に不安になりました。

 

もし、自分より早く、息子がラーメン食べられなくなったらどうしょう!

 

不安で、朝早く目覚めてしまいました。

 

大げさに心配されて、息子もさぞかし迷惑なことでしょう。

すまん。

 

体が丈夫なことが親孝行の第一歩だと昔の人は言いました。

 

とーとも体が弱く、ずいぶんと親に心配をかけました。

 

特に、心の病にかかったときには、親はさぞかし心を痛めたことだろうと思います。

なにも言わず、見守ってくれていた母に、改めて申し訳なかったと思います。

 

また、いろいろな支度のため、昨年末から今年初めの記録を確認して、嫌な思いがよみがえってしまい、また同じようなことになるのかなあと不安に追い討ちがかかりました。

 

妻がYouTubeを見て語るのは

「過去をふりかえらない」

のが、重要なのだそうです。

 

確かに、私たちは日々新しいのです。

今日の私は、昨日の私とは違うのですよね。

 

しかし、そんなふうに思い切ることはできません。

 

誰かに、頭をなでてもらいたい。

「がんばってるね。大丈夫だよ」

そう言ってだきしめてもらいたい。

 

いい歳して、甘えてんじゃねーよ!!!

 

 

気を取り直して、お題の続きにゆく。

 

「唇亡びて歯寒し」

 

お隣さんとは、時としてトラブルになることもあるようだ。

国境を接している国同士も、トラブルが多いようだね。

「遠交近攻(えんこうきんこう)」という言葉もある。

 

地政学の本を大昔に読んだことがある。

ロシアという国が、冬に凍らない港を求めて、南へと進出しようとする志向を持っている国とされていた。

そして、日本という国は、朝鮮半島を経由して、大陸に進出してゆこうという志向を持っているという話だ。

どこまでそうかわからないけど、戦前の日本は、朝鮮半島を自国の領土としていたし(それで今でももめている)、豊臣秀吉もチャレンジして失敗した。

 

もともと、古代日本は朝鮮半島に領土があったようだし、一説には、皇室のルーツは朝鮮半島にあるという話も聞いたことがある。(あくまでも一つの説だからね)

そんなこんなで、白村江(はくすきのえ)の戦いなんかも起きている。

 

とーとの、あさはかな歴史観では、朝鮮半島は、中国の歴代王朝と日本との防波堤のような役割をしてきたように思うんだけど。

そんな隣国同士がいがみ合う今の状態は、あんまりいいことではないなあと思っている。

 

でも、今でもそうだけど、国同士は、自国の利権を保ち、拡大するために日々しのぎを削っているよね。

明治維新の原動力となったことのひとつに、「アヘン戦争」があるように思う。

当時の中国王朝が、イギリスとの戦争に敗れた事件は、欧米の国々の植民地にされてしまうことに対する危機感を、当時の日本の人たちに与えたといわれる。

その後も、侵略されないために戦い、利権と領土を広げていった一面があると思う。自国がおさえなければ、他国に奪われてしまう。

国際間には、確かに利権や欲望といった側面もあるし、なによりも、前にも言ったけど、とーとだって戦争なんて無くなって欲しいと思っている。

悲しいだけだ。でも、良くも悪くも人は「欲」がある。

 

仏教でいう「六道(りくどう)」とは、今の行いによって、生まれ変わる世界を表したものと理解されている。

でも、今、私たちが生きている世界の中に「六道」はあるような気がする。

「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天界」

特に今回思うのは「修羅(しゅら)」

戦いに明け暮れる世界。

 

人は、生き延びるために戦い続けてきた。

競いあわないと進歩できない悲しい宿命にある。

競技終了後に「ノーサイド」になればいいのだけど。

でも、勝っても負けても、次の戦いに向かって準備する。

負けたら終わりの世界ももちろんある。

 

君は世界に出てゆくのだろう。

今は、自国ファーストの潮流が強いけど、

君たちの世代には、国境なんてなくなるのかもしれない。

いろんな肌の色、髪の色、目の色人が、

いろんな考えを持った人が、

混じり合いながら世界を形作るのかもしれない。

 

みんなが豊かになれる社会がいつ来るのか。

来ないのか。

 

君には柔らかに生きていって欲しい。

 

まとまらない話になった。

今日はここまで。