とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

知魚楽(うおのたのしみをしる)〜3

とーとです。

本日のアクセス件数が、なんと、0件でした。

ある意味すごい。身内も誰も見ていない。

 

そういえば、選挙の得票が、0件だった人がいるらしい。

落語のまくら(前振り)で聞いた話なので、真実かはわからない。

 

ある村の議員さんを選ぶ選挙だったらしい。

 

人望がある人が、みんなにおされて、立候補した。

昔は、議員さんや、村長さんなどは、名誉職とよばれ、お給料もほとんどなく、なかには、自分の財産を村のためにつぎ込んでしまう人もいたらしい。

そういう時代だったから、奥さんが、とても心配した。

議員になったら、満足に仕事もできなくなり、家が立ち行かなくなる。

だから、立候補した夫には内緒で、支持してくれる人に、「どうか夫には投票しないで下さい」と一軒一軒お願いして回った。

もともと、人望があり、みんなに好かれていた人だったので、家計がかたむいたらかわいそうだと、全ての支持者が、この人に投票しなかった。小さな村だからできた話ではある。

さて、本人の票がどこへ行ったかというと、隣の集落から立候補している人が落選しそうだというので、気の毒だと思い、自分は大丈夫だろうとも思ったので、その人に投票してしまったのだという。

 

結果、得票は0票になったそうだ。

本当かどうかは知らない。

 

最初から大きく話はそれた。

 

魚の楽しみとは、悠々と川を泳ぐことだと荘子(そうし)は言った。

君の楽しみはなんだろうか?

 

とーとは、昔は読書だった。

病気のせいもあってか、今は昔ほど、本を読めなくなってしまったが、小学生のころは、みんながドッジボールをしている昼休みも、図書室で本を読むことが多かった。

とにかく、運動が苦手だったし、泣き虫な気の弱い子供だったから、人と争わず、楽しい冒険ができる本の世界に逃げ込んでいたともいえるね。

本の世界は素晴らしい。

しかし、現実の世界は本のようにいくことばかりではない。

反省を込めて、言うが、小説より想定外の出来事と、小説に出てくるよりも魅力的な人々が君を待っている。

何より、小説より、良いも悪いも、賢いも愚かも、清いも汚いも、ごちゃまぜになった世界が君を待っている。

 

今のとーとは、ラーメンを食べる、君の笑顔を見ることが、なによりの楽しみだ。

 

今日はこれまで。