とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

胡蝶之夢(こちょうのゆめ)〜1

とーとです。

 

深く落ち込んでいます。

仕事の関係で、ダメ出しを食いました。

おだやかに、優しくいってくれたんだけど、自分がくやしいね。

しかし、この歳になって、資格を取ることをすすめられてしまった。

今のままでは話にならないという意味だと、とーとは解釈した。

年齢など関係ないという人もいるが、50歳代半ばで、新しいこと覚えるのは、けっこうきついんだよ。とにかく、覚えることができない自分がくやしくてしかたない。

 

とりあえず、忘れて寝てしまいたいが、覚えることはできないのに、忘れることもできない。どうしても気になってしまうのだ。

これも、病気の起因となる因子なんだろうね。

 

忘れることにする。できるかどうか、わからないけど。

 

さて、

荘子(そうし)はすでにおなじみの人だよね。

 

その人が、眠りから覚めて言った。

 

自分は、夢の中で、蝶になり、ひらひらと飛んでいた。

目が覚めたが、はたして、今の私が本当の私なのか、それとも、夢の中の蝶が本当の私なのか。

どちらが夢で、どちらが現実なのかわからなくなってしまった。

 

そう言ったそうだ。

 

今日の、ダメ出しが、夢であったくれたらいいのにな。

ありゃ! まだ引きずってしまっている。

 

ものごとを、ちっぽけな存在の、自分という物差しではかることを批判する荘子らしい話だと思う。

 

どちらが夢で、どちらが現実かなどと考えても、私たちのちっぽけな脳みそでは分かるわけがないのだろう。

 

今の私は、本当の私だろうか?

 

どうせ夢だとして、

のほほんと過ごすのもよし。

必死になってあがくのもよし。

人それぞであってよいのだろう。

 

「一期は夢よ ただ狂え」そんな言葉を聞いたことがある。誰の言葉か知らないけど。

 

いい夢みろよ!

今日はここまで。