借虎威(とらのいをかる)〜1
とーとです。
すこし体調がすぐれません。
がんばりすぎたような気もしますが、このぐらいでへばっていてもなあ。
冷房のきいた部屋にばかりいて、急に、奉仕作業などを、炎天下にやってしまったのはよくなかったかもしれない。
便利になれば、どんどん、それに慣れてしまうので、人が本来持っていた生き物としての力を失ってしまう話はよく聞く。
木をこすり合わせて、簡単に火を起こしていた人たちが、マッチを手にするようになると、わずかの期間で、木をこすり合わせて火をつけられなくなってしまったという。
アボリジニの人だったと思うが、狩をするための毒矢に使う、昆虫のサナギを、草むらの、なんの目印もない地中から、簡単に掘り出していたのを、昔、テレビで見たことがある。
文明社会という便利さの中で、失われた感覚というものがあるんだろうなあ。
人は、本来、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚それぞれが、もっと鋭敏で、それらを統合したものか、また別なものかはわからないけど、いろんな能力を持っていたのだろう。
無くしたのではなく、忘れているだけかもしれない。
ダウジングなどは、そんな感覚を、道具の力を使って引き出すものなのだろう。
妊婦さんに、五円玉をひもでつるしたものを持ってもらい、その回転の方向で、お腹の中の子が、男の子か女の子か、かなりの確率でわかるという。
また、オーリングテストというのもある。
けっこう、医学の世界ではこの方法が用いられているらしい。
片手の親指と中指をくっつけて、Oの字をつくってもらい、反対側の手の上に、薬を置く。
くっつけた、親指と中指を離すように、両側から引っ張って、離れなければ、その薬は患者さんの体に合っている。そういうものだ。薬以外でも、色々な方面に応用されている。
まあこんあことで、とーとも、野生の力を少し取り戻さなくてはいけないが、どうすればいいのかわからない。いきなり、激しい運動しても、熱中症で倒れるだろう。
さて、全然関係ない話が長引いた。
虎の威を借りているのは、誰でしょう?
もちろん、狐ですね。はい正解!
虎が、狐を捕まえて食べようとした。
狐は、「天の神様は私は百獣の王にしたのだ。私を食べてはいけない。私を食べようとすることは、天の神様の意思に逆らうことになる。嘘だと思うなら私の後についてきなさい」
そう言った。
虎が狐の後をついて行くと、獣たちは、みんな逃げ出した。
とらは、狐の言うことを、もっともだと思って納得した。
そういう話である。
前振りの余計な話が長びいて、しかも、体力がつきた。
すまん。
今日はここまで。