海大魚(かいたいぎょ)〜2
とーとです。
今日は、手短にします。
故事成語のお題はは、まだまだあるのですが、それに伴う雑談が思いつかないのですよ。
同じことばかりくどく言ってもねえ‥。
海大魚(かいたいぎょ)の続きです。
海では無敵の大きな魚も、水のないところでは何もできない。
この例えに、大臣は、自分の立場というものを再認識したのだね。
王様の信頼あっての自分なのだと。
本国を留守にして、領地のことにばかりかかわっていると、本来の自分のいるべきところをおびやかす存在が現れる。油断はできない。
国にいて、大臣の位にあり、王様の信頼を得ていれば、城壁を作らなくても、敵が攻めてきたら、本国から、救援の兵隊をよこしてもらえばよい。
自分が本当にいる位置を、しっかりわかっている人は意外に少ないのかもね。
逆に「水を得た魚」という言葉があるなあ。
いま、とーとは、水の中にいるのだろうか、陸の上であえいでいるのだろうか。
君は、自分のいるべき「水の中」にたどりつけるだろうか。
今思えば、とーとの最初の就職口は、水の中ではなかったなあ。
就職したばかりの時には、本当に嫌で嫌で仕方がなかった。
「石の上にも3年」という。しばらくすると慣れては来る。ここなのかなあと思い始めたりもする。
しかし、そこではなかったのだね。
まじめにやってたから、それなりの評価は受けていた。
しかし、心休まるいとまがなかった。
全てのクレームをまじめに受け止めて、結局何もできなかった。
苦しかったなあ。
また、新たな水の中らしきものに移り、少し時間が経過した。
ここが、水の中なのか、陸の上なのかまだわからない。
今さら、また、新しい水たまりに行ける年齢でもないと思っている。本当は年齢など関係ないとも思うけど。
水の中だとしても、小さな水たまりだから、居心地は、自分の力である程度変えられるのだろうね。
時と場所を得ることができないと、自由に飛ぶことが難しい。
無理やりこじ開けちゃう、パワフルな人もたまにはいるけどね。
君の将来が、充実に満たされたものでありますように。
良き場所と、良き時と、良き人たちに恵まれますように。
今日はここまで。