とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

知音(ちいん)〜2

とーとです。

 

とーとは、友人と呼ばれる人の数も少ないです。いばれません。

 

数少ない友人のなかで、一人紹介しておこうか。

 

君も知っている、画家の人だ。

 

友と呼ぶには恐れ多い人だ。

 

心が清らかなので、描く絵も清々しい。

 

名前を紹介したいのだけれど、そうすると、とーとの正体がばれる可能性もあるし、ご本人の承諾も得ていない。なにより、相手は、とーとがこんなブログをしていることすら知らない。

 

画家さんも、ブログを開いているし、許可を得て、紹介できれば、本人の絵の宣伝にもなるし、残念なことではある。

なんてことを言っても、訪問者0の時もあるこのブログで紹介したところで、意味はないのだろうなあ。

 

もともと、工業関係の絵から入った人なので、細密な技術を持っている。

作風は多彩だ。

仏画から、宇宙、動物まで描く。

緻密な、写真と思うような描写から、パステルでの、輪郭のぼやけたような、柔らかな抽象的ものまで実に幅広い。

最近は、犬や猫などのペットの絵を、飼い主の方の愛情を添えて、描いているようだ。

 

とーとは、年に一度会うかどうかだが、ときおりラインで情報交換して、近況を伝え合っている。

会うと、それは、半日くらいは平気で話し込んでしまう。

とても、深い人だ。悲しいということを知っている優しい人だ。

 

ときおり、とーとは、絵のことなんかわかりもしない素人なのに、

「絵に遊びがほしいんじゃないかなあ」

などと、勝手な感想を言っている。

 

画家さんは、素人のたわごとを、真剣に聞いてくれて、

「わかってるんだよね。遊んでるつもりが、まじめになっちゃうんだよね」

などと、合わせてくれる。

 

とーとは、外面の愛想はいいが、内面は、多分人嫌いなところがあるのだろう。一時親しくなっても、その後、疎遠になってしまう人が多い。

そんな中で、画家さんは、長くお付き合いが続いている、貴重な人である。

 

二人とも、いい大人なので、苦労話など良くする。

「しんどいねえ」

「うん、しんどい」

 

いつか、苦労自慢でなく、幸せ自慢をしようと誓い合っている。

 

知音と呼ぶには、あまりにもこちらのレベルが低くて、そう呼ぶことはできないが、大切な人の一人であることは間違いない。

 

画家さんは、「ご縁」というものにいつも深く感謝して、「ありがたいです」と言いながら、日々を過ごしている。

 

学ぶことは多い。

 

さまざまな「ご縁」に感謝。

このブログを覗いていただいた方に感謝。

君に感謝。

おっと忘れてはいけない。自分に感謝!

 

今日はここまで。