知音(ちいん)〜2
とーとです。
とーとは、友人と呼ばれる人の数も少ないです。いばれません。
数少ない友人のなかで、一人紹介しておこうか。
君も知っている、画家の人だ。
友と呼ぶには恐れ多い人だ。
心が清らかなので、描く絵も清々しい。
名前を紹介したいのだけれど、そうすると、とーとの正体がばれる可能性もあるし、ご本人の承諾も得ていない。なにより、相手は、とーとがこんなブログをしていることすら知らない。
画家さんも、ブログを開いているし、許可を得て、紹介できれば、本人の絵の宣伝にもなるし、残念なことではある。
なんてことを言っても、訪問者0の時もあるこのブログで紹介したところで、意味はないのだろうなあ。
もともと、工業関係の絵から入った人なので、細密な技術を持っている。
作風は多彩だ。
仏画から、宇宙、動物まで描く。
緻密な、写真と思うような描写から、パステルでの、輪郭のぼやけたような、柔らかな抽象的ものまで実に幅広い。
最近は、犬や猫などのペットの絵を、飼い主の方の愛情を添えて、描いているようだ。
とーとは、年に一度会うかどうかだが、ときおりラインで情報交換して、近況を伝え合っている。
会うと、それは、半日くらいは平気で話し込んでしまう。
とても、深い人だ。悲しいということを知っている優しい人だ。
ときおり、とーとは、絵のことなんかわかりもしない素人なのに、
「絵に遊びがほしいんじゃないかなあ」
などと、勝手な感想を言っている。
画家さんは、素人のたわごとを、真剣に聞いてくれて、
「わかってるんだよね。遊んでるつもりが、まじめになっちゃうんだよね」
などと、合わせてくれる。
とーとは、外面の愛想はいいが、内面は、多分人嫌いなところがあるのだろう。一時親しくなっても、その後、疎遠になってしまう人が多い。
そんな中で、画家さんは、長くお付き合いが続いている、貴重な人である。
二人とも、いい大人なので、苦労話など良くする。
「しんどいねえ」
「うん、しんどい」
いつか、苦労自慢でなく、幸せ自慢をしようと誓い合っている。
知音と呼ぶには、あまりにもこちらのレベルが低くて、そう呼ぶことはできないが、大切な人の一人であることは間違いない。
画家さんは、「ご縁」というものにいつも深く感謝して、「ありがたいです」と言いながら、日々を過ごしている。
学ぶことは多い。
さまざまな「ご縁」に感謝。
このブログを覗いていただいた方に感謝。
君に感謝。
おっと忘れてはいけない。自分に感謝!
今日はここまで。