とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

矛盾(むじゅん)〜2

とーとです。

 

まず、失敗談を報告します。

数少ない訪問者の方への情報提供です。

私がこのブログの中で「君」として呼びかけている息子は、今春、高校生になりました。

 

先週、息子あてに通信教育のセットが届きました。

たしかに、中学校までは、通信教育を申し込んでいましたが、高校生になる時点での継続の意思はありませんでしたので、「高校生の講座」の申込みなどしておらず、???でした。

 

送り先の業者さんに問い合わせてみたところ、

 

息子が受けていた通信教育のプログラムは、申込み時から高校卒業までをサポートする内容(契約)になっている。

だから、申し出がない限り、中学校から高校への移行は自動的に行われる。

のだそうです。

 

おまけに、今手続きしても、解約は6月分からで、5月分までは送られてくるとのことです。当然代金を払わなければなりません。

 

オペレータの人は、低姿勢でしたが、手慣れた対応でした。(たぶん同じような問い合わせが、何件も来るのだと思います)

 

かなり、巧妙に仕組まれたシステムだと感じました。中学までは義務教育ですが、高校は違うのに、継続性を持たせるのは、どうにも腑に落ちないところがあると感じるのは私だけでしょうか?

 

結局のところ、

申込み時に内容をよく確認しなかったこと。

その後も、送られてきた(送ったと相手は言っている)案内書類を確認しなかったこと。

「継続なんてされないだろう」という思い込みでそのまま放置しておいたこと。

そんなことで、当方の非を認めなくてはならないのだろうと思います。

 

この内容は、事実だけを書いています。

決して、特定の業者を誹謗中傷する意図はありません。

お題の「矛盾」と重なってしまったのも全くの偶然です。

ただ、

「当たり前という思い込みは危険である」

ということを今回思い知りましたので、皆様にも注意喚起の意味でお知らせしておこうと思いました。

 

今回のことにかかわらず、相手に悪意がなくても、思い違い、ボタンのかけ違いで、どちらか痛い思いをすることも出てきます。

「日本は、腹の文化であり、契約社会は馴染まない」

というのは、昔の話になりました。

大事なことは、自分の思い込みで判断してしまうのではなく、しっかりと確認することが大切ですね。

 

訪問いただかれる数少ない読者の皆様、

細かいことまで気にかけていると、とてもやっていけない日々を過ごされていると思いますが、自分が「常識」と思っていることが、「常識ではないかもしれない」ということを少し心の片隅に置いていただけると、「大難が小難に、小難が無難に」なることもあるかもしれません。

できれば、親しい方にも、注意を喚起いただけるとありがたいです。

 

〜〜〜 さて、お知らせはここまでです  〜〜〜

 

とーとです。

 

体の調子がよくないとぼやき続けていましたが、とうとう、

咳、喉の痛み、発熱、頭痛、だるさ、下痢、頭ぼんやり

という状態になりました。

いろいろ疲れたしね。

 

風邪だとすると、君たちにうつすのはもちろんまずいと焦りました。

仕事の方は、「気合いだ!」などと無理して出勤しても、拡散したら迷惑だということがあり、自己責任で、仕事に穴さえ開けなければ、こういうお休みには寛容な雰囲気があります。

 

そんなに不摂生をした覚えはないのですが、(毎日、納豆、バナナ、ヨーグルトは食べてるし…)ということで、ひょっとしたら花粉症かとも考えました。今年はとてもたくさん飛んでいます。

先ほどの症状以外にも、目にも違和感を感じています。風邪じゃなくてこれかなあ?

街中では、時間帯によって飛散のピークがあるようですが、山の中は、杉、桧に取り囲まれた花粉の中で生活していますから、24時間危険な時間です。杉の季節は終わろうとしていますが、とにかく、いろんな花粉に囲まれて生きています。

今までの経験からも、花粉症から喉にきたり、発熱、だるさを感じたと思われることもありました。

 

それから、また、思いついたのが、このごろ始めた「ヨガ」のことです。

といっても、田舎なので「道場」とか「教室」とかがあるわけではありません。

書店で本を見つけて、簡単なのを選んで始めてみました。

5つの基本的なポーズを、呼吸を伴って行うだけで、ガイダンスが携帯にダウンロードできるので、それにしたがって朝と夜の1日2回、始めました。20分弱で完了できるので、ズボラな私でもなんとか続いています。

今まで、自分がいかに悪い姿勢で机に向かっていたのかに気づかされました。

なるべく背筋をのばすようにしていますが、気がつくと、背中が丸まっています。

それはさておき、体調が極端に悪くなったのが、この「ヨガ」(もどき?)を始めた時とかさなっていることに気づきました。

インターネットで調べると

好転反応(こうてんはんのう)」というワードを見つけました。

今まで悪かった、体や精神の毒が排出される過程で、不調が起こることがあるそうです。

そうか!そういうことにしておこう。効果が出ている証拠だもんなあ!

とポジティブにとらえるにはいい材料です。

 

本当はなんなのか、真実は闇の中です。

 

しかし、なぜ「ヨガ」に興味を持ったかというと、別に今更スタイルを良くしたいわけではありません。これ以上モテても仕方ないです。(なんちゃって:ウソです。なるべくモテたいです)

本当に思うのは、心の病の問題について、なにか上向けるヒントが欲しかったということです。

「なにか、つかめるものがあればいいなあ」と思って、無理せずに続けたいと思うのです。

いつか、特に精神の面で、私を導いてくれるような指導者に出会えたらいいなあと、憧れを持って、思ったりもしています。

 

当然、健康体になりたいという願望もありますよ。だいたい体調のいい日なんてなかったですから。

そう言いながら「好転反応」とはいえ、体調を崩したといえば、一種の「矛盾(むじゅん)」でしょうか。

 

そういうわけで、やっと、本題。

 

メビウスの帯」というものがある。

表が裏で、裏が表になる。

 

クラインの壷」というのもある。

つぼの内側が外側で、外側が内側になってる。

 

もう知っていると思うけど、わからなければ、調べてみてね。

 

パラドックス」というやつがある。

クレタ人は言いました。クレタ人はうそつきです」

クレタ人がうそつきだと、「うそつきだ」というクレタ人は「正直者」ということになる。

「正直者」のクレタ人が言うんだから、クレタ人は「うそつき」ということになる…。

 

型にはめようとすると無理が出る。

地球儀で見るグリーンランドの大きさと、世界地図(メルカトル図法)で見る大きさとが全く違う。

球形の地球を、平面にあてはめるために、いろんな地図が考えられてきたけど、立体を平面にすることは無理があるんだよね。

 

すべてのことがらを、言葉で説明することはできない。

言葉にすると、別のものに変わってしまうこともある。

 

矛盾とは大きな宇宙をあらわす言葉かもしれない。

 

色々なことがらに君は出会う。

君は君なりにそれを解釈し理解してまとめる。

そうしないと、前には進めないからそれでいい。

 

だけど、新たな体験を重ねるうちに、今までの体験が別の角度で、別の見方でとらえられるようになる。

 

だから、今、君の見ている世界は、君の得られる世界の全てではない。

 

柔らかく、余裕のある姿勢でいけたらいいね。

 

今日はここまで。