とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

行小忠則大忠之賊也(しょうちゅうをおこなうはすなわちだいちゅうのぞくなり)〜2

とーとです。

 

ヨガの「好転反応」は、少し落ち着いてきたような気がします。

しかし、明日はまた、寝込むのかもしれません。

まったく体が弱くて、自分でも嫌になります。

かといって、怠け者なので、体を鍛えようなどと努力もしてません。

 

昔は、ウルトラマン仮面ライダーにあこがれたものですが、そういえば、昔のヒーローも体を鍛えているシーンは出て来なかったなあ。

スペシウム光線を出す練習や、ライダーキックの訓練のシーンがあったのでしたっけか?

自分が強くないからこそ、ヒーローに憧れているのかもしれないですね。

 

さて、長い本題。

「小忠を行うはすなわち大忠の賊なり」について。

 

つくづく、好意があだになるというのはあるものだ。

昔、読んだ本の内容をかいつまんで話す。

誰の作かもわらない。でも、あまり他の人の作品を転用するのは良くないと思うので、かいつまんで紹介する。

 

外国の話。

パン屋さんに、いつも、くずの一番安いパンを少しだけ買いに来る客がいた。

生活が貧しいのだろうと、店の人が、気を利かせて、パンの中に、そっとバターを入れて渡してあげた。

実は、お客さんは「画家」で、キャンパスに書いた下書きを消すための「消しゴム」代わりにパンを使っていたので、作品が台無しになってしまった。

そんな話だった。本当は、登場人物の心の動きがもっと繊細に表現されていたように思う。

 

このごろ、誰彼となく話していて、あらわれてくるのは、

「人とは悲しいものだ」というフレーズだったなあ。

 

その人のためを思って、心からの好意で行ったことが、逆に相手を傷つけてしまう。

行いだけでなく、かける言葉だってそうだ。

君も、好意からかけられた言葉に、随分傷ついて苦しんできたと思う。

もしかしたら、好意から君がかけた言葉に、傷ついてしまった人もいるかもしれない。

 

でも、いつか、わかる日がくるし、わかってくれる日がくるはずだ。

恐れて、ちぢこまっていては、何もできないもんね。

 

「人は悲しい」

確か、美空ひばりさんの歌のフレーズにあったなあ。君は知らないだろうけど。

 

意地悪をする人がいる。

身勝手な人がいる。

本当にむかつく人たちがいる。

 

でも、その人たちは、それぞれ、苦しみや、闇をかかえて、そんな行動に出ていることだってある。

 

察してあげて、同情しても、どうしようもないことだし、ぶつけられているとしたら、自分がたまったものではない。

それぞれ事情があったとしても、意地悪や身勝手が許されるわけではない。それこそ、身勝手と言うもんだ。

 

ただ、「悲しい人たちも世の中にはいる」

それを、少し心にとめておくことで、ふところの広い人にはなれるのかなあ。

 

君は、悲しみを味わった。

でも、それを、周囲にぶつけて、身勝手な行動に走ったりしなかった。

逆に、いつも、相手を気遣っていた。

ほめとくよ。「偉い!」

 

君はもしかしたら、とーとよりも、ある部分では「深い」のかもしれないと思う。

 

君は十分に優しいのだから、もう、深刻にならずに、思い切って行こう。

ときには割り切りも必要だよね。そうしないと、前に進めないことも多いと思う。

 

明るく楽しく!

君の新しい世界は開けている。

 

いつも以上に、真面目な話になった。

今日はここまで。