行小忠則大忠之賊也(しょうちゅうをおこなうはすなわちだいちゅうのぞくなり)〜2
とーとです。
ヨガの「好転反応」は、少し落ち着いてきたような気がします。
しかし、明日はまた、寝込むのかもしれません。
まったく体が弱くて、自分でも嫌になります。
かといって、怠け者なので、体を鍛えようなどと努力もしてません。
昔は、ウルトラマンや仮面ライダーにあこがれたものですが、そういえば、昔のヒーローも体を鍛えているシーンは出て来なかったなあ。
スペシウム光線を出す練習や、ライダーキックの訓練のシーンがあったのでしたっけか?
自分が強くないからこそ、ヒーローに憧れているのかもしれないですね。
さて、長い本題。
「小忠を行うはすなわち大忠の賊なり」について。
つくづく、好意があだになるというのはあるものだ。
昔、読んだ本の内容をかいつまんで話す。
誰の作かもわらない。でも、あまり他の人の作品を転用するのは良くないと思うので、かいつまんで紹介する。
外国の話。
パン屋さんに、いつも、くずの一番安いパンを少しだけ買いに来る客がいた。
生活が貧しいのだろうと、店の人が、気を利かせて、パンの中に、そっとバターを入れて渡してあげた。
実は、お客さんは「画家」で、キャンパスに書いた下書きを消すための「消しゴム」代わりにパンを使っていたので、作品が台無しになってしまった。
そんな話だった。本当は、登場人物の心の動きがもっと繊細に表現されていたように思う。
このごろ、誰彼となく話していて、あらわれてくるのは、
「人とは悲しいものだ」というフレーズだったなあ。
その人のためを思って、心からの好意で行ったことが、逆に相手を傷つけてしまう。
行いだけでなく、かける言葉だってそうだ。
君も、好意からかけられた言葉に、随分傷ついて苦しんできたと思う。
もしかしたら、好意から君がかけた言葉に、傷ついてしまった人もいるかもしれない。
でも、いつか、わかる日がくるし、わかってくれる日がくるはずだ。
恐れて、ちぢこまっていては、何もできないもんね。
「人は悲しい」
確か、美空ひばりさんの歌のフレーズにあったなあ。君は知らないだろうけど。
意地悪をする人がいる。
身勝手な人がいる。
本当にむかつく人たちがいる。
でも、その人たちは、それぞれ、苦しみや、闇をかかえて、そんな行動に出ていることだってある。
察してあげて、同情しても、どうしようもないことだし、ぶつけられているとしたら、自分がたまったものではない。
それぞれ事情があったとしても、意地悪や身勝手が許されるわけではない。それこそ、身勝手と言うもんだ。
ただ、「悲しい人たちも世の中にはいる」
それを、少し心にとめておくことで、ふところの広い人にはなれるのかなあ。
君は、悲しみを味わった。
でも、それを、周囲にぶつけて、身勝手な行動に走ったりしなかった。
逆に、いつも、相手を気遣っていた。
ほめとくよ。「偉い!」
君はもしかしたら、とーとよりも、ある部分では「深い」のかもしれないと思う。
君は十分に優しいのだから、もう、深刻にならずに、思い切って行こう。
ときには割り切りも必要だよね。そうしないと、前に進めないことも多いと思う。
明るく楽しく!
君の新しい世界は開けている。
いつも以上に、真面目な話になった。
今日はここまで。