とーと通信

50代後半の父親が息子に語るブログです。よろしければご覧になってください。

2018-01-01から1年間の記事一覧

五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)〜2

とーとです。夏は暑いです。あたりまえだけど。 君の小学生時代に、夏休みの宿題で、1日に1つ俳句を作るのというのがあったね。 毎日は大変で、いよいよ困って、とーとが代わりに詠んだのが、 「暑いなあ ああ暑いなあ 暑いなあ」 だった。 ちゃんと、「暑…

五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)〜1

とーとです。毎日なにかとありますね。 こんな調子で、故事成語を題材にしてブログをつづけているけれど、いいのかなあと、ふと思ったりします。 「私生活のことは出さないように」とのその筋からのきついお達しなので、笑えるようなエピソードに乏しく、積…

塞翁馬(さいおうがうま)〜2

とーとです。こりずにやってます。 さて、「塞翁が馬」について前回書いたんだけど、書いているうちにふと思った。 たぶん、とーとの考えすぎだと思う。でも、言うだけ言ってみるね。 おじいさんは、馬が逃げた時、息子がけがをした時、本当はすごく悲しかっ…

塞翁馬(さいおうがうま)〜1

とーとです。こんなブログでも、家族以外に読んでくれている人がいるんだなあ。 深く感謝申し上げます。 今回の故事成語「塞翁が馬」とても有名なやつをチョイスしました。 知っていると思うけどおさらいするよ。 塞翁(さいおう)とういのは、「要塞(とり…

愚公移山(ぐこういざん)〜2

とーとです。いろいろあります。 故事成語「愚公山を移す」の続きです。 前回、どんなふうに解釈していけば良いのか迷っていると書いたね。 あきらめずに、ぶれずに、一途に進んで行けば道は開けるのだろうか? 現実に起きてしまっていることに、「たら」「…

愚公移山(ぐこういざん)〜1

とーとです。アクセスのすくないブログを続けております。 今回の故事成語は 「ぐこう やまを うつす」 であります。 愚公(ぐこう)というのは、おじいさんの名前。「おろか」いう字が入っていることから、実名ではなく、敬意を込めて、愚かに見える人とい…

鶏口牛後(けいこうぎゅうご)〜3

とーとです。毎回えらそうなことを言っています。 前回、政治と選挙のことについて話しました。 カミングアウトしますが、とーとは、国会中継のテレビを観るのが苦手です。 病院や、公共施設の待合などで、中継が流されていることがあるけど、少ししんどくな…

鶏口牛後(けこうぎゅうご)〜2

とーとです。気分の浮き沈みが激しいです。 自分が主人公。 これが、なかなかむずかしい。というか、とーとは全くできていないと前回話したよね。 鶏口牛後という話についてまたもずいぶん外れるが、政治のことに少しふれたい。 君も、いずれ、選挙の投票に…

鶏口牛後(けいこうぎゅうご)〜1

とーとです。まだまだです。 故事成語を語っているけど、決して、価値観や、生き方を押し付けているつもりはない。 それは、よくわかってくれていると思う。 とーとが、願うのは、 君が ⭐️楽しく生きて行ってほしい。 ⭐️自分が主人公で生きて行ってほしい。 …

驥尾に付す(きびにふす)〜2

とーとです。反省中です。 前回のブログを書き終えて、思ったのは、昔の教育の影響を受けて語っているなあということ。 古い奴です。 つらいことを、努力して、人の倍努力して、がんばって、苦労した中で勝ち取った成功に価値があるんだ。楽して得たものの価…

驥尾に付す(きびにふす)〜1

とーとです。今日は落ち込んでます。 発泡酒も飲みました。でも、落ち込んでいます。 こんな日もあります。 気を取り直して、今日の故事成語です。 「驥(き)」とは、名馬のことです。「尾(び)」は、言うまでもなく、尻尾のことです。 これに、くっついて…

羊頭狗肉(ようとうくにく)〜2

とーとです。 羊の頭を看板に出して、犬の肉を売っています。 お主も悪よのう〜。いやいやお代官様にはかないませんわ。 さて、この故事成語のことをネタに、少し考えてみたい。 看板と商品が違う。という感じで今日ではとらえられているように思うけど、当…

羊頭狗肉(ようとうくにく)〜1

とーとです。まいどおおきに。 今回の故事成語は「羊頭を掲げて狗肉を売る(ようとうをかかげてくにくをうる)」 にしました。 現代の意味は、看板と中身が違うこと。 見せかけは立派だが、中身が伴わないこと。 この「とーと通信」のことみたいだね。 もっ…

轍鮒の急(てっぷのきゅう)〜3

とーとです。あいかわらずです。 前回は「轍鮒の急」の故事成語からずいぶん離れたね。 今日もまた、話が飛ぶと思うよ。 荘子も魚も、何日も後のことではなく、今を生きなくてはならなかった。 追い詰められていても、そうでなくても、「今を生きる」という…

轍鮒の急(てっぷのきゅう)〜2

とーとです。やっほー。 前回は「轍鮒の急」の意味だけ説明した。 予告どおり脱線してゆくよ。 荘子様のような立派な人でも食べるのに困って友達に食料を借りに行った。 貧しいってつらいなあ。「それにつけても金のほしさよ」 この、「それにつけても金のほ…

轍鮒の急(てっぷのきゅう)〜1

とーとです。今日も発泡酒を飲んでしまいました。 また、脱線するでしょうが、それにこのブログの意味があるのだと、開き直っています。 さて、今回の故事成語だけど、読める? 「てっぷのきゅう」と読むんだよ。 「轍」とは「わだち」車輪の跡のくぼみだね…

温故知新(おんこちしん)ー2

とーとです。ぼちぼちです。 故事成語「温故知新」の続き。 前回は、どうも、「新しきを知る」方に話が進んだように思う。韓非子の「古きを温める」ことへの批判から始まったからね。 古いことは価値のないことと決めつけるのはよくないね。 日本の昔話で、…

温故知新(おんこちしん)〜1

とーとです。今日も忙しかった。 さて、予告どおり「温故知新」が故事成語のお題です。 というより、「株を守る」の話が出たら、頭はもうこの言葉の方に流れてしまっていたのよね。 有名な孔子様のお言葉です。 特にエピソードなどは聞いたことがない。知っ…

株を守る(かぶをまもる)〜2

とーとです。なんとなくやってます。 さて、「株を守る」の続きだよ。 過去のことにならうのが悪いことだとは思えない。 実際に経験したことはなによりの宝だけど、全てを体験するわけにはいかないから、昔の事例を学んだり、本を読んだり、話を聞いたりする…

株を守る(かぶをまもる)〜1

とーとです。まだ、続いてますね。 またも、故事成語の話。 そろそろ、飽きてきたかなあ。 「株を守る」 知っている人は知っている話なので「M&A」的、会社買収の話でないことはお分かりだと思う。 それにしても、横文字は嫌いだ。いまだに「M&A」がなんの…

宋襄の仁(そうじょうのじん)〜3

とーとです。なんとかやってます。 「宋襄の仁」という故事成語について語ったけど、その中で宮城谷昌光先生の本の話をした。 「華栄の丘」という作品だと話したよね。 今日は、この本の主人公である「華元(かげん)」という人について少し語りたい。 ただ…

宋襄の仁(そうじょうのじん)〜2

とーとです。今日も生きてました。 前回のもったいぶった話の続きをするよ。 とーとが、この故事成語の認識が変わったのは 「華栄の丘」宮城谷昌光著 という本を読んでからなんだ。 宮城谷先生の初期の頃の作品が大好きで、他にも、色々な著書を、繰り返し読…

宋襄の仁(そうじょうのじん)〜1

とーとです。今のところ生きてます。 明石家さんま師匠も言いました「生きてるだけで儲けもん」 さて、またまた、故事成語をお題に語ります。 「宋襄の仁」不必要な情けをかけて身を滅ぼすこと。 「宋(そう)」とういのは国の名前です。「襄」というのは「…

亡羊補窂(ぼうようほろう)〜2

元気かい? とーとだよ。 さて、羊が逃げてから檻を直しても遅くないという故事成語についてつづきを話そうか。 この言葉と全く反対の故事成語のひとつに「覆水盆に返らず」という有名なものがある。復縁を迫った奥さんに、お盆に入れた水をこぼして、元には…

亡羊補牢(ぼうようほろう)〜1

とーとです。 毎日投稿するのはきついので、中1日の間隔でやっていこうかと思っています。 見直しもして、なるべく見苦しくないようにしたいしね。 いずれは、スランプもやって来るだろうけれど、とにかく長く続けたいなあ。 どうも、とーとは勘違いしてい…

隗より始めよ(かいよりはじめよ)〜2

とーとだよ。調子はどうかな。 前回は説明だけで終わったね。 ふーん。と思って終わるのも悪くないけどこういう話について感じたことを話すのが大切なのだと思うのだよね。別にうんちくをひけらかすために君に語っているわけではないのだから。 身近な人物か…

隗よりはじめよ(かいよりはじめよ)〜1

君に話を始めるのに、なにから始めようか考えた。 とーとが好きなのは昔の中国の話だ。 故事成語には、今では流行らないような、かび臭いと思われる話の中に、思わぬ新しい発見があったりする。 初めて出会った時に感じたこと。人生を重ねて後から感じること…

はじめまして とーと通信です

はじめまして「とーと」です。 初めて、ブログというものを試みます。 一人息子に語りかけてゆく形式でつづってゆきますので、今後は敬語ではない文体になります。 現在中学生の息子に、50代なかばの親父が、むかしむかしに得た知識から、問いにも似た形で語…